こんにちは、現役自治会長ブロガーです☆
今回は『自治会で会計の係になってしまった!』または『会計ならやっても良いかな』と思っている人に向けて会計係の仕事についての記事です。
自治会の役員というものは、みんなで協力して自治会活動をやらないといけないし、会計係になったからといって会計の仕事だけを任期までやり続けるということはおそらく不可能でしょう。
自治会の役員は自分が受け持った係以外にも、自治会役員会議もあれば、小学校の運動会の準備。粗大ゴミの収集の当番や自治会の新年会の準備など、やることは多いです。
そこは覚悟しておいた方が良いと思います。
それでは会計の係の仕事をこれからざっと網羅していきます。
自治会の会計の仕事を現役自治会長が詳しく解説【自治会長備忘録】
まずは「あなたが行なって行く会計の仕事とはなにか?」を解説していきます。
自治会役員の会計の仕事とはなに?
会計の仕事は自治会の会計を処理する仕事です。具体的な仕事内容は以下です。
•自治会費や集会所修繕費などの基金の管理
•自治会の収支の出納を管理・記録する(レシート・領収書などの管理も含む) •自治会員への会計報告 •自治会の通帳の管理 •自治会総会で報告する会計報告書(収支決算書ともいう)の作成 |
ざっとでこんな感じです。
自治会の収支の出納の記録や自治会費の記録が主な仕事になります。
会計のノートを作り、レシートや領収書などを貼り付け、細かく日付けや金額・お金を持ってきた人なども記録しておき、収支の証拠を残し、何かあった時に会計の後追いができるようにします。
そして自治会の総会で発表する会計報告書(収支決算書)は、1年間の自治会での収支の状況を報告すると同時に、繰越し金や今年度の収支の兼ね合いを見つつ、来年度の予算を立てる目的があります。
自治会のお金の流れを把握するための貴重で大切な資料なので、きちんと作り上げないといけません。
最後には監査係に会計の監査をしてもらい、完全に収支に漏れがないかの確認を行います。
自治会の会計係の会計報告書(収支決算書)の書き方
それでは会計係の会計報告書(収支決算書)の書き方を解説していきます。
私の所属する自治会では、会計報告書のテンプレートがUSBメモリにあるので、それに沿って作成していけば良いです。
このように、大体どの自治会にも自治会役員会議などで引き継ぎの際に、前年度の会計係からUSBメモリに記録されたテンプレートがあるはずですので、それを編集して今年度のものに作り上げていけば良いです。
収支の計算に漏れをなくすためには、きちんとレシートや領収書を保存しておき、会計ノートに毎回記録することが必要です。
後回しにすると忘れてしまいますので、必ずその場でノートに収支の記録・レシートや領収書の貼り付けを行なってください。
🔻会計報告書のテンプレートがない場合、一から作り上げないとならない場合は、以下の項目をパソコンのExcelなどで作成してください。
(「会計報告書 テンプレート」でググればテンプレートなどはいくらでも出てきます。)
【ますは収入・支出の部で分けます】
•①科目
お金の多く分けたグループ分けした名目を表します。(会費・寄付金・慶弔費・助成金など) •②摘要 詳しい内容などを表します。(自治会費・清掃活動飲食代・子ども会飲食代・火災保険代など) •④前年度繰越し金 前年度から引き継がれた繰越し金を表します。 •③収入合計 の合計金額を表します。 •④支出合計 支出の合計金額を表します。 •⑤次年度繰越し金 次年度への繰越合計金額を表します。 •⑥日付 収支の日付を表します。 •⑦印鑑 自治会役員全員の印鑑の欄を作り、印鑑をもらいましょう。 |
ざっとでこんな感じです。
ググると色んなテンプレートが出てきますが、うちの自治会ではシンプルな方です。
忘れてはいけないのが、通帳に記載されている引き落としの支出動きです。
内容としては集会所など自治会館の電気・ガス・水道代です。
これらも漏れがないように記録しましょう
まとめ:自治会の会計の仕事を現役自治会長が詳しく解説【自治会長備忘録】
いかがでしたか?
今回は自治会の会計の仕事の解説を細かくして参りました。
会計の仕事は自治会のみんなのお金を管理する仕事なので、責任も重大ですし、大事な仕事です。
そして、お金を立て替えたり受け渡しをする際に、あらかじめ平日ならいつからいつまでの時間帯であれば会計業務(会計処理)が可能なのか、土日であればいつなら会計業務が可能なのかを自治会役員に展開しておく必要があります。
また会計係の会計報告書(収支決算書)を作成する際に、パソコンに慣れていなかったり、パソコン操作が苦手でどうしても無理な場合はパソコン操作が上手で得意な自治会役員にお願いすると良いです。
みんなで協力しながら無理しすぎないように、自治会役員の仕事をこなしていきましょう。