※ 当サイトでは、プロモーションが含まれている場合があります

LIFE 自治会

自治会のあり方を考えてみた|役員だからと力みすぎない方が良いです【自治会長備忘録】

自治会のあり方を考えてみた|役員だからと力みすぎない方が良いです【自治会長備忘録】


こんにちは、現役自治会長のクリプトぱぱです。

 

今回は、役員の自治会長を担って1年が経過した私が、この1年でのいろいろな経験を踏まえた上で、「自治会のあり方」をテーマにお話していきます。

 

まず、自治会は、社会的には任意団体なので、入会に強制力はなく、あくまで任意なのだということを認識しておいた方が良いと思います。

 

なぜならここをしっかり理解しておかないと、自治会の役員を任された時に、忙しい時や精神的に辛い時、体調がわるい時に自治会の役員の仕事が足枷(あしかせ)に感じてしまい、イヤになってしまいます。

 

私が最初はそうでした。

 

あくまで任意団体なので、肩の力を抜いて、「いつでも自治会を退会できる」という心を持つことで、心に余裕が生まれます。

 

実際に私はそれでなんとか自治会長の仕事を1年こなしました。

 

まずは「自治会のあり方」の結論から言います→『自治会は国の仕事を任意で請け負うボランティア』

 

こうあることで、国に喜ばれるし、国は自治会を頼れる。業務も楽になる。悪い言葉を使うと、そう仕向けていると言っても良いかもしれません。

 

自治会は、地方自治体(都道府県や市区町村)から業務を委託されている民間団体なので、委託されている業務を必ずやらないといけないわけではありません。

 

自治会が小さ過ぎて活動できなかったり、その地域の自治会そのものがなくなってしまった場合は、地方自治体(国・行政)が本来の仕事を請負います。

 

それではこの記事でこのことについて、深掘りしていきますね。

 

詳しく知りたい人はお付き合いくださいませ。


自治会のあり方を考えてみた|役員だからと力みすぎない方が良いです【自治会長備忘録】

自治会のあり方を考えてみた|役員だからと力みすぎない方が良い【自治会長備忘録】


自治会は任意団体なんだということを先ほどお話しましたね。

 

本来は行政の仕事を請け負っているのですから、「国が期待する自治会のあり方に反したくない」からと言って、あなたは無理して自治会役員を担っていても、しんどいばかりです。

 

自治会の役員になってしまったからといっても、力んでしまい、家族や本業の仕事がおろそかになってしまったりするのは本末転倒。

 

ここのバランスの取り具合は私も苦労しました。

 

そもそも国が決めた「自治会のあり方」はどうなの?

「自治会のあり方」というか、明確な定義はないのですが、「地域とのふれあい、交流促進、地域での助け合い・協力できる体制づくり」が一般的に言われている(国が決めた・あるいは民間に期待する)「自治会の在り方」というものでしょう。

 

ググると、このような文言の謳い文句が多い。

 

しかし、昨今では、平均的な世帯別の貯蓄額が全体的に低下、経済的な不況にも関わらず、税金や保険の金額は上がっていくばかり。矛盾ですね。

 

「いやいや、地域で触れ合っている余裕はない。時間も体力もない。そんな時間とエネルギーは本業や副業に時間を割きたい。家族とゆっくりしたいし」

 

というような方が増えている。当たり前である。私もそう思う。

 

実際に役員の仕事をやってみると、もちろん大変で時間もかなり割かれる。

 

本業で疲れた身体を休ませたいし、息抜きに遊びに行きたいけど、次々に仕事が降ってくるし、対価となる役員報酬や感謝される気持ちも少ない。←「当番制だと当たり前で、みんなは自分も今までやってきたし。」という感じ。

 

「自治会を退会したい」という方が多いのもわかる。

 

先ほども話しましたが、自治会のあり方というものは、役場(国)が作ったものである。

 

なぜかというと、私のブログでほかの自治会の記事にも書いているが、何度も言いますが、役場の仕事(国の仕事)を自治会が下請けしているからだ。

 

自治会は当たり前に下請けているが、先ほども言いましたが、一言でいうと「自治会はボランティア」なんです。

 

『自治会は国の仕事を任意で請け負うボランティア』。

 

国は「自治会に国が要求する仕事を代わりに請け負って欲しい」

 

これが国が要求する自治会のありかたです。

 

毎年、国の予算から一定金額の各自治会援助金が出るけども、それは地域への支援金として毎年予算として、国が用意しているもの。(結局は私たちが支払った税金が帰ってくるだけですが)

 

『国が要求する自治会のありかた』というのを強調しましたが、まさにこれが真理です。今回の記事のタイトルの答えですね。

 

国(市区町村などの地方自治体)からしたら、ここが本質。

 

『自治会は国の仕事を任意で請け負うボランティアである』と覚えておけば良い。

 

しかし、この活動は「任意なので強制力もないので、力み過ぎなくても良い」というところに繋がります。

 

日本人は真面目で慈悲深いので、ここを律儀に守ります。特に自治会員暦が古い人間の方々は。



「自治会を退会して村八分にされるのが嫌」という意見に対し、自治会長が答えます

「自治会を退会して村八分にされるのが嫌」という意見に対し、自治会長が答えます


これを読むと、任意なら自治会を退会してもいいかな。となりますよね。

 

でも、「自治会を退会して村八分にされるかも。。地域で世間に冷たい目で見られるんじゃ。。。」

 

と懸念する声も実際にはあると思います。

 

私が所属する自治会にも自治会を退会された方はいらっしゃいますが、私は特にその人のことをなんとも思いません。

 

例えば、退会する理由の1つとして、「家庭の事情」だったり、「近所付き合いが苦手」など、どのような理由があろうと自治会に所属し続けることは本人の任意であり、そもそも強制すべき事柄ではないからです。

 

よく聞く話では、自治会に入らないと、あるいは自治会を退会したら地域のゴミステーション(自治会が掃除など当番制で管理している)が使いづらくなる。あるいは実際に使わせてくれない。

 

という話を聞きますが(ネットでググるといっぱい出てくる)

 

「う〜ん。。。いったい今は何時代かな?令和だよね?」

 

と正直思いますね。自治会に入らないとゴミステーションを使わせない。そんな自治会があるのか。。。と思います。

 

私の自治会ではもちろん自治会員でない方にもゴミステーションは使用してもらっています。

 

この辺は、私の主観になってしまい申し訳ないのですが、自治会員でなくても、そこに住んでいる地域住民であれば、ゴミステーションは別に使ってもいいじゃないですか。

 

ほとんどのゴミステーションは、市区町村の行政(地方自治体)が設置したんでしょうから。

 

例えその地域の自治会が、地域の会費を募って購入して管理しているとしても、「自治会に入っていない人はゴミステーションを使ってはいけない。」なんてことは意地悪な子供が言うことじゃないですか。

 

自治会を退会した人、加入していない人も、ゴミステーションを使用することを遠慮がちに使用している方、わざわざゴミ収集所まで持って行っている方は、堂々と使用しましょう。

 

各地域に回収にくるゴミ収集車は市が日程調整したり、手配していますし。

 

ゴミステーションの管理は国の管理下。自治会はそれを代行しているだけ。

 

私が以前に「ゴミステーションの問題」を掘り下げた記事があるので、載せておきますね。

自治会未加入者のゴミ出し問題について|自治会を退会したらゴミステーションが使えない??【自治会長備忘録】

 

「どうしても使用しづらい」「気がひける」場合は、お住まいの市に電話でも良いので相談すると良いでしょう。

 

本来はわざわざ市から許可をもらわなくて良いと思いますが、「市から許可をもらっている」という担保というのもおかしいのですが、そういうのがあれば、何か言われた時に堂々とそう言えば良い。

 

「そういう人なんだ」と割りきるしかない。

 

「ゴミステーションを使うな」と言ってくる人は、なかなかいないと思いますが。

 

そんな事を言う人は、ある意味なかなかの“猛者”ですね。

 

地域住民は幸せに安心して快適に暮らしたい

地域住民は幸せに安心して快適に暮らしたい


自治会のあり方を住民目線で再定義するならば、「地域住民は幸せに安心して快適に暮らしたい」ので、「地域で住みやすくするために、住民みんなが快適で気持ちよく住むためにあるべき」ですね。

 

そのために以下のことをするのであれば(あくまで任意)、自治会費を出してまで自治会を運営する意味・価値があります。

 

【地域住民が住みやすくするために】

  • 定期的な地域の環境整備・掃除
  • 集会所の使用(葬儀や新年会・料理教室、災害時の避難場所など)

 

大前提は「地域住民が幸せに安心して快適に暮らす」ことを目的とした活動が、「国が期待する自治会のあり方」ではなく、「地域住民目線の自治会のあり方」にあります。

 

ここを忘れたり、ずれてしまうと、苦しいばかりの自治会活動になってしまうでしょう。

 

自治会のあり方はこうでなきゃならん!という意見に対して

先に説明した、国が要求する(ボランティアはありがたいから)自治会のあり方に凝り固まると、窮屈で自治会が嫌になる人、鬱気味になる人が増え、「地域の活性化というテーマは単なる飾り、表向きの化粧」 となってしまう。

 

「地域住民の幸せ・快適な暮らし」の本質からずれてしまうからです。

 

古い考えは淘汰されるもの。「自治会はこうでなきゃならん!自治会に入らないのなら村八分にするぞ!」的な考えは古い。

 

社会は若い人間が新しく構成し、更新していくもの。

 

自治会で古株だとか、お局(おつぼね)的な人は逆に村八分にされます。

 

(本人が気づいていないだけでもうなっている場合もあり)

 

変に昔の風潮に凝り固まり過ぎずに、そのエネルギーをもっと有益なものに使いましょう。と言いたい。

 

新しく入居した人の「新しいアイデア」は取り入れるべきだし、自治会の活動に否定的で参加したくない人がいれば、強制なんてしてはいけないのです。


自治会の仕事は、まずは夫婦で協力|しんどければ他の役員に依頼するのもアリ

どうしても自治会の「それぞれに割り振られた仕事をこなさなければならない」というわけではなく、要はお互いに協力すれば良いです。

 

私の場合、まずは妻に協力してもらったので、だいぶん気持ちが楽になりました。

 

そして、本業の方の仕事の出張などで、日程が本業と自治会長の仕事が重なり、出席が難しいときは、代わりに副会長に出席してもらったりしました。

 

その代わり、「副会長が困っているときなどは協力する」といったスタンスです。

 

そして、他の自治会の役員が困っている時は、協力したりアドバイスをしたりすると尚スムーズに仕事が進みます。

 

基本は「助け合いのスタンス」で自治会活動に臨みましょう。

 

最後に:自治会のあり方を考えてみた|力みすぎない方が良いです【自治会長備忘録】

いかがでしたか?

 

ここまで読んでくださった方、長文のお付き合いありがとうございました。

 

この記事があなたの自治会の活動、あるいは考え方に良い影響を与えることを願っています。

 

今日のところはこの辺に。

 

それではまた。

 

コインチェック    bitflyer

当サイトで表記している「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指しています。

error:

© 2024 クリプトぱぱブログ